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狂鶯 【kyou-ou】

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□ 雨降りやまず □

雨降りやまず その二

その二
2009/08/23 ルルーシュがパンツ一丁になりました
▼△▼が付いてる箇所からどうぞ
よろしければ拍手くださいませ


扉一枚隔てた外界はバケツをひっくり返したような大雨だった。
たちまち髪が顔に張り付き、制服はじんわりと水分を含んで重くなっていく。
濡れるのも忘れて辺りを見回すと林に続くぬかるんだ道に一つの足跡。
その足跡を追い、ぬかるみに足を取られながらもルルーシュは駆けていった。


かなり深く林を行くと鬱蒼とした木々の隙間が開き、そこだけ雨天の仄かな空の光が差し込んでいた。
そこに彼の探す人が居た。
大雨に打たれながらまっすぐに立ち、手を軽く広げきつく目を閉じ天に顔を向けて、白い肌の彼女は彫像のようにそこに居た。
胸の真ん中にあったワインのシミは薄くなりほとんど消えている。
いつの間にかはずされた白いリボンは無く、彼女の長い髪が流れる雫のままに重く揺れている。
激しく木々の枝葉を打ち揺らす風とどしゃぶりの雨音にルルーシュが近づくのも気付かないのか、C.C.はただ耳を澄まして小鳥の声を聞くかのように穏やかに佇んでいる。
まるで触れてはいけない神秘的なものを見つけてしまったように、ルルーシュは声をかけるのでもなく、そんなC.C.を見つめていた。


-------------------------


C.C.は放たれた弓矢のように林を全力で駆けていった。

(私はいったいなにを望んでいるのだ?一緒に酒を?馬鹿な…こんな私にそんな資格は…ただの共犯者のくせにそれ以上なにを求めようとしているんだ…)

一刻も早くあの場所から離れたかった。ルルーシュから、部室から、喜びに浸っていた自分自身から。
髪をまとめていたリボンもはずし彼女の長く美しいライトグリーンの髪が風雨に揺れる。
木々のない小さな空間を見つけると立ち止まり空を仰いだ、雨が胸の赤いシミを洗い流していく。

(…私は…私は…)

形にならない想いは彼女を心ならず傷付け、永く彼女と共にあった孤独だけが彼女を癒した。

(…これは刹那の夢…いつかは終わってしまう…私だけを残して…)

雨が髪から頬を伝い口に入り、生暖かなそれを気にせず飲み込む。わずかにしょっぱいそれは雨水以外のものが含まれていた。

(こんな私でもまだ流せるものがあるとはな…ふふふ…)




C.C.は風雨の気配とは違うモノの存在を近くの木立から感じ、ゆっくりとそれに顔を向けた。
それはまっすぐC.C.を見返している。
怒りも驚きも何も感情を浮かべていない瞳が彼女を案じるでもなく無言のまま見返している。
端正な顔立ちのため冷たくも見えるアメジストの瞳。
二人は暫く視線を絡めていたがルルーシュの方が動いた。


「…部室に戻ろう…」
「…ああ、そうだな…」







二人は無言のまま木立の間を歩く。
少し先を行くC.C.がぬかるみによろめくとそっと肩を抱き並んでルルーシュは歩く。
僅かに疲れが見える二つの相貌は肩を並べていても前を向き、寄り添う相手を伺うことはない。
倉庫と部室の二つの扉を開けやっとくつろげる部屋に入るとC.C.は遠慮なく服を脱ぎだした。
腰ベルトをするりと引き抜くと制服ジャケット、タイ、隣で当然とばかりに待ち構えているルルーシュはそれらを受け取りハンガーに次々と吊り下げていく。濡れて張り付くブラウスの腕が脱げないでいるとルルーシュは間に手を入れ、まるで幼児の服を脱がせるように片方ずつ脱がしていく、手馴れたしぐさにC.C.は将来は主夫か執事がやはり似合っていると心の中で一笑した。上半身ブラ一つで長い髪から雫をたらしているC.C.に無言で自分で拭けとばかりにバスタオルをかけてやるとルルーシュはやっと自分の服を脱ぎだした。


黒いジャケットは見掛けよりもしとどに濡れ、ため息をつきながらジャケットの腰ベルトをくつろげ、着々とハンガーにかけていく。
C.C.と同じく上半身裸になるとハンドタオルを頭にかけクシャクシャと髪を拭き始めた。
この間二人はまったく言葉を交わすことなかった。しかし淀みなく普通であった。まるで言葉なんて必要ないのだと言わんばかりに…。


C.C.がタイトスカートを脱ごうとしたとき、やっとルルーシュは言葉を発した。
「靴が泥だらけだ、ちょっと待て」
カウチにバスタオルを敷きそこにC.C.を座らせると、ひざまずきローファーを脱がせる。足首を持って一つ一つ丁重に泥を塗りたくったような革靴を脱がせると、ブラウスの要領で肌と靴下の間に指を滑らせ張り付いている靴下を足から抜き取った。
靴はカウチ横の壁に立てかけ、手にある靴下を干す、そしてC.C.のスカートに手をかけると事も無げにルルーシュは言う。
「尻を上げろ」
「ちょっと待てっ、それは自分でする」
「お前がすると足が地面につくだろう、ほら重い尻を上げるんだ」
「ばかもの!重いとか言うな!ほらこうやって後に下がれば足は付かなくてすむだろう」
そこまで子供扱いされてはかなわないとC.C.は寝転べるほど後ろに下がりカウチの上で足を付くと自分から脱ごうとした。


「…あれ、脱げない…」
力ずくで下に降ろそうとしても腰の辺りでよじれて、収縮性のない制服のタイトスカートは仕舞いに上にも下にも動かなくなってしまった。
そら見ろとばかりにため息をつきながらルルーシュは手を貸してやった。
「どれだけ濡れたと思っているんだ。スカートの下地が引っ付いて脱げないだろう、今度こそ、その大きな尻を上げるんだ」
「大きいとか言うな!これでも大きさはずっと変わらないんだぞ!」
「気にしてるのか?」
「気にしてない!」
「気にしてないならいい、女性なら尻は大きいものだ。ほら腰が動かしにくいなら俺が持ち上げてやる」
片手を腰の下に手を入れ、もう片方をスカートと地肌の間に入れた。
「…あ…」
「妙な声を出すな、脱がすぞ」
「…これはちょっとやばいな…」
「何を言っているんだ…よっと……あ…」
ルルーシュはスカートと地肌の間に手を入れていた…つまり彼は下着ごとよじれているスカートを脱がしたのだった。



  ▼△▼



ルルーシュの器用さでさしたる抵抗もなくするりと太ももの真ん中までスカートと下着は落ちていった。
淡い緑の毛がまばらに生えたそれが見えた。
普段あんなに偉そうな口を利くくせにここは子供のままなんだなとルルーシュは思った。
「こらっっっ、みるなぁ!」
C.C.は恥ずかしさに顔を赤らめよじれたものを無理矢理上に引っ張る。
いつも目の前で平気で着替えるC.C.の予想外な抵抗を受けてルルーシュはひるんでしまいスカートを足から抜く機会を失った。
「別に見ようと思ってやってるわけじゃない!おい!そんなに引っ張ればスカートが破れるぞ!」
「くっこうなればっ」
床に足を付き力を込めてスカートを引き上げようとしたC.C.に激痛が走った。
「~っイタっ!…足の裏になにか…」
「ばっ!床はまだ掃除していないのに、とにかく足の裏を見せろ…」
「みるなよ」
「誰が見るか!これで隠してろ!」
肩にかけていたタオルを彼女が隠したがっているところに押し付けた。
ルルーシュは華奢なC.C.の足首を取り足の裏を見るとワインボトルの緑の破片が刺さっていた。
「動くなよ、絶対にだ」
「…わかった…」

指先で刺さり具合をたしかめるとルルーシュは舌で傷口を確かめるためなぞってきた。
「やっ!やめろ!そんなところを…」
「我慢しろと言っただろう、ここにはガラスを抜くものがないんだから歯で抜き取るのが妥当だ、ペティナイフでえぐらなければいけないような怪我でもないからな」
「くっ、もう好きにしろ!」
C.C.にとってむしろこんな方法よりナイフでえぐられたほうが良かったと言わんばかりな表情で睨み言い捨てた。
しかし格好といえばひざ上にスカートが絡まり、タオルで裸の股間を押さえた情けない姿で何を言っても説得力はなかった。
「ああ、好きにさせてもらう、終わったと言うまでじっとしてろよ」


人の指先は一ミリ以下の砂粒も敏感に感知することができ器用ではあるが、小さな突起のようなものをペンチのように力強く摘むことはできにくい、爪先で摘むしかできないとなれば尚更である。
糸切り歯は毛抜きのようにしっかりと合わさる歯だ。糸のように細いものでも場所さえ間違わなければ力を込めて摘むことができる、むしろこの場合ガラスを噛み砕かない配慮が必要だった。

舌先を滑らせガラスの硬く尖った感触に当たると糸切り歯をそこに合わせた。
「…はっ…ん…」
その吐息を聞きルルーシュは絶対動くなよと声の主に視線を送った。先ほどまでとても強気だった声の主はその漏れ出る吐息のように眉尻を下げ弱く儚い視線でこちらを見ている。一瞬なんだかとても悪いことをしている錯覚にルルーシュは囚われたがこれは傷の手当てなのだと思い返した。
前歯がカチリと硬いものをはさみ、砕く寸前まで噛む力を入れゆっくりと顔を引いた。
今まで口をつけていた所を見ると赤い点が一つぷっくりと盛り上がっている。ティッシュに破片を吐き出すと再び舌先で血をぬぐうように破片が残っていないか確かめた。舌先には硬い足の皮がささくれている感触しかない。
「くぁっ…もう、いいだろう…なあ…」
無言のまま見つめ返し、口の中の血を再びティッシュに吐き出すと念入りに傷口を舐め強く吸った。
「…んっ、はぁ…」
最後にぺろりと舐め血が出ないことを確認すると安心して足首をカウチの上に戻した。
「よし、『終り』だ。よく我慢できたな」
「…おまえと言う男は…」
「なんとでも言え、そのままでも治るとは言え手当てはするものだ。早く治るからな」
「ふん、さあこれからどうするんだ?もう私は自分から動かないぞ」
「その中途半端に足に絡まってるスカートを脱がす、髪も拭いてやる。別に濡れたままゲストハウスに帰りたければ別だがな」
「…これでいいか…」
しぶしぶとC.C.は背もたれに重心をかけ太ももを浮かせた。
「やればできるじゃないか」
そう言ってクスクスと笑うルルーシュにおまえにされなくても自分でできると睨み返す。しかし本当に好きにされてるから何を言ってもルルーシュには効き目がない。そこは仕方がないと認めながらいつか反撃してやるとC.C.はなかなか隙の見当たらない男の隙を狙うことにした。

手早くスカートと下着を部屋の隅に渡してあるロープに干すと床に散らばるガラス片を掃除し始めた。
ちりとりに溜まったそれを新聞紙に包んでゴミ箱の隣に置いてやっとルルーシュは一息ついた。
その間も素知らぬ顔のC.C.が横目でこちらを伺っているのは気付いている。それを無視して部屋の室温と湿度が高いとは言え放射冷却で身体が冷えてはよくはないと、温かな飲み物を入れた。
手軽なティーパックの紅茶を濃い目に入れたものに角砂糖とレンジで温めたミルクをたっぷり注いだ。甘いミルクティーをマグカップ二つに入れC.C.に手渡しながら隣に座った。
「まず身体を温めよう。…髪もまだこんなに濡れているな…」
濡れてコバルトグリーンからエバーグリーンの色にまで色彩が落ちた髪をすくい取ると頬に当てた。それはとても自然なしぐさで大切なものを案ずる行動だった。
そんなルルーシュを何の表情も浮かべずC.C.はただ横目で見ていた。
(ルルーシュ…お前は何で自分を顧みないんだ…私のことより自分のことだろう…私は風邪を引いたとしても重症化しない、髪が濡れただけで私はなんともない…だから…)

「冷たい」
「ああ、今髪を拭くから待ってろ」
「違う、お前のズボンだ。雫で側に居る私は寒くなるしカウチも濡れてしまってるだろう」
「そうだな、すっかり忘れていた」
ぐっとミルクティーを飲み干すとまず泥だらけの革靴に靴下、そしてズボンを脱ぎ干した。いつもの黒い下着一つになったルルーシュはC.C.の隣のさっきまで座っていた所に座ろうとしたがぐっしょりと濡れていた。部室に二つしかないバスタオルとフェイスタオルはC.C.の身体に掛かっている。仕方なく椅子に座ろうとするとC.C.が呼んだ。
「身体を温めないといけないだろう。そっちじゃ冷えるぞ、こっちに来ないか?」
華奢な腕がルルーシュを呼ぼうと伸ばされる。
C.C.の身体に巻いていたバスタオルの前が開き、その古い傷跡もその白い胸も目の前のルルーシュにとって隠すところなくあらわになった。


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Date:2009/06/08
Comment:12

Comment

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2010/04/06 【】  #

* Re: ルルC大好きです

> はじめまして。
(以下略)
こちらこそはじめまして
コメントありがとうございます
もったいない言葉に涙が出そうです
必ず仕上げます
エロパロなんだからそれこそ最後まで『終わらせ』ます
この様な拙いものに(´;ω;`)ウッ
感謝感謝です
2010/04/06 【担担麺(別名・かなめたゆ)】 URL #-

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2010/04/13 【】  #

* Re: 楽しみにしてます

> さっそくのお返事有難うございます。

ほぁああああああああああああ!!!ほぁああああああああああああああああ!!!
ちょ、マジっすかぁあああああああああ!
胸がドキドキして手が震えるぅうううううう
ワタクシめなどに報告いただきありがたき幸せ。・゚・(⊃Д`)・゚・。

>~てるでしょ 
これは自分ももしかしてと思ってました
なんともありがたい情報!
涙が出てくる・・・


それにしてもB賞羨ましいなぁ
自分は田舎だから・・・してるところがないんですよね(´・ω・`)


しかしたったこれっぽっちしか描いてないブログですがありがとうございます
どちらでここをお知りになったのか是非ともお聞きしたいです
ツイッターはtantanmen75 mixiはid=10121662
ここでもよいですし都合の良いところで是非お願いします
乱文にて失礼します

落ち着かないと・・・まだ胸が(*´Д`)ハァハァ/lァ/lァ/ヽァ/ヽァ ノ \ア ノ \ア / \ ア / \ ア
2010/04/13 【担担麺(別名・かなめたゆ)】 URL #-

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2010/04/15 【】  #

* Re: タイトルなし

> こんばんは。お元気ですか。
A賞!うわぁああああああすげーぇえええええええ
なんと言うプリケツ!
う、うつくしい・・・

>サムシングブルーキャットガーター
キムタカ氏はこだわりの人ですよね~
いやぁ朝にコメント見て画像見たらテンション上がりまくって仕事中は妄想でたいへんでしたw
顔も可愛いつくりでいいですねー
全部保存しました♪

担でもなんでも気に入った呼び方で呼んで下さいね♪


>エロさが妙にリアルなんですね。
もったいないお言葉です。ありがとうございます。
普通と違うとは他のエロパロの時によく言われました。
検索サイトのこともどこが良いか調べて検討します。
しかしココは検索してもなかなか出てこないと思ってたのに出てくるものなんですねぃ


ツイッターは書き込み欄に気軽くつぶやけば良いと思います
自分宛のコメントは@●●●(自分のツイッター名)となっているところをクリックすれば出てきますよ~
フォローも気になる人たちをどんどんすれば楽しいですよ
気になる作家さんとかギアスキャラのbotとか返事や挨拶をしてくれるんで楽しいですね
そうするとホームのページにフォローした人たちのコメントがたくさん載りますし
一番のお気に入りはC.C.さんです!
ttp://twitter.com/C_C_bot


度々の身体への気遣いありがとうございます
時間を作って創作のほうへ向かいたいと思ってます
貴重な情報や画像ありがとうございました(・人・)
2010/04/15 【担担麺(別名・かなめたゆ)】 URL #-

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2010/04/24 【】  #

* 大丈夫かな

肺炎が治ればなんとか大丈夫かと・・・喘息持ちなんで今はまだ仕事復帰は微妙ですけど。
ぼちぼち書いてます。
心配かけてすみません。
2010/04/28 【担担麺(別名・かなめたゆ)】 URL #-

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2010/04/29 【】  #

* Re: タイトルなし

お気遣いしていただきありがとうございます
このご恩は更新という形で返したいのですが遅筆で申し訳ない('A`)
2010/04/29 【担担麺(別名・かなめたゆ)】 URL #-

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2010/04/29 【】  #

* Re: タイトルなし

お気遣いありがとうございます
体調が思わしくなくアレから全然書けてなくて申し訳ない(´・ω・`)
もう少し時間をください
すいません
今度は小出しにせずにやりたいので・・・。
2010/05/04 【担担麺(別名・かなめたゆ)】 URL #-

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